正しいウォーキングのやり方

ウォーキングの時の呼吸法

リズミカルに歩くためには、呼吸の仕方は大切です。また、呼吸の仕方によって運動による健康への効果や疲れやすさも違ってきます。

 

ウォーキングに適した呼吸法をご紹介しましょう。

 

まず、姿勢に注意しましょう。前かがみの姿勢では、気道や肺が圧迫され空気が入りにくくなります。背筋を伸ばし、胸を張りましょう。

 

正しい姿勢を保ちながら、次は吐く息について意識してみましょう。ウォーキングの呼吸法のポイントは、吸う息よりも吐く息のリズムにあります。息を吸う動作を意識すると肩に力が入りやすくなりますが、吐くことに意識するとリラックス出来るといわれています。もしも、歩いている時に苦しく感じたり、心拍数が上がったりしたときは、息を吸うことよりも吐くことを意識してください。

 

一歩ずつ、「吐く、吐く、吸う、吸う」というリズムで歩きます。これは「2ビート呼吸法」といわれる呼吸法で、どちらかといえばゆっくり歩くときや初心者の方におすすめです。

 

ウォーキングに慣れてきた方や早く歩く場合には、「4ビート呼吸法」という呼吸法もありますので、使い分けてみてもいいでしょう。4ビート呼吸法は、初めの4歩で息を吐き、次の4歩で吸う方法です。「吐く、吐く、吐く、吐く、吸う、吸う、吸う、吸う」というリズムになります。

 

どちらも腹式呼吸で行うほうが、健康効果は倍増します。また、息継ぎは空気を吸うためと考えずに、息継ぎまでに息を吐き切ってしまうということを意識しましょう。