正しいウォーキングのやり方

ウォーキングの注意点

ウォーキングの際に、まず一番に注意したいのが、水分補給です。体内から水分が出ていくのは汗によってだけでありません。呼吸の度に、口から吐く息とともに水分が気化して出て行きます。

 

体内の水分量が減少すると、血中濃度が高まり、血栓ができやすくなってしまいます。短い距離だからとか、短時間だから大丈夫といわずに、必ずペットボトルを持っていくなど、水分をとる準備をしていきましょう。

 

水分だけでなく、汗と一緒に体内の塩分も出て行きます。スポーツドリンクなら、体内への吸収が早く、塩分もとれますのでお勧めです。

 

次は、外気温や紫外線量についてです。真夏は特に、気温が一番高くなるような時間は避けましょう。健康増進どころか、脱水症状や熱中症で倒れてしまいかねません。夏の間は早朝や日が翳ってからの夕方に歩きましょう。

 

冬に気を付けたいのは厚着についてです。始める前は寒さを防ぐためにどうしても厚着になりがちですが、歩いているうちに身体は温かくなってきます。着過ぎていることで汗をかき、その汗が冷えるとかえって体調を崩す原因になります。始める前にウォーミングアップをして身体を少し温めておき、着るものも脱ぎ着の調節の出来るものにしましょう。

 

手袋はぜひはめるようにして下さい。ポケットに手を入れたまま歩くのは大変危険です。

 

また、紫外線の当たりすぎは身体によくありませんので、こちらにも注意が必要です。紫外線は夏だけでなく、冬場でも想像以上にあります。帽子や日焼け止めクリームなどを上手に使って防ぎましょう。紫外線は目にも悪影響を及ぼします。夏の日中などは特に、サングラスなどを使うようにしましょう。

 

最後に、持病をお持ちの方は、必ず主治医とよく相談してから始めてください。